gallery yamahon 「生活工芸展」ご案内

 

3月18日(土)から4月9日(日)まで、

三重県伊賀市のgallery yamahonにて開催される

「生活工芸展」に参加させていただき、

工芸の諸先輩方の集う展示の末席を汚しております。

私の作品よろしければご笑覧ください。

 

詳しくはこちら→

 

 

rakra 3,4月号

rakra3・4月号「北東北の暮らしの出会う旅」にて

漆掻き猪狩をご紹介いただきました。

是非ご覧ください。

また盛岡駅前のカネイリスタンダートストアで

「北東北の暮らしに出会う旅」展も開催中。

私の器も見本展示されております。

8日までですのでお近くにご用時の際は足をのばしてみてください。

 

創刊10周年を迎えたrakraこれからも北東北の情報を

私達に届けてください。

 

 

「酒と肴と器」展

毎年参加させていただいております八幡平市の造り酒屋鷲の尾で行われる

「酒と肴と器」展に今年も出品致します。

地元岩手では盛岡の「背負子」さんの他、わたしの器を見ていただく機会が無いなかで

地味に貴重な展示です。ツチノコ探しにぜひお越しください。

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岩手県北の厳しい寒さは身体も冷やすが、

ちょっとでも気を許すと知らないうちに心までも冷やしてしまう。

少しでもより暖かい暖をとるために、人間は労を惜しまない。

今は大分少なくなったが薪ストーブをしんみり焚く家は近所にもまだ数件残っていて、

青い空にぬっとのびた、くすんだステン煙突から灰色や透明の煙を毎朝吐き出している。

薪を割るのも力仕事。今は薪割り用の機械があるので大分楽になってきているけど、

もちろんそんな便利なものが無いわが家はいまだに斧でがつがつ薪割り。

ここで働く暖をとるための薪ストーブ達は、命の元であり心の暖かさの元でもある。

言ってしまうが、あったかい都会でお洒落で入れてます型高級なやわな薪ストーブ君達(本当は凄い性能なんだけど)とは土台からして存在の意味合いが違うのだよワトソン君!

こちらは労働者階級の薪ストーブであり、「イワン・デニソビッチの一日」的赤煉瓦積みの囚人用暖炉なのです。

だからとことん生きるために、敷地のまわりにある枯れ枝という枯れ枝は、焚きつけに使うからおおぶりなものからこぶりなものまで出来るだけ取る。生の枝も寝かせれば十分役に立つから生きるために今から蓄えておく。薪だって伐倒したウルシの木を、漆山からの道が麓まで通っている場所であれば軽トラに積んで運び出し薪に使う。そんな生き方が「格好いい」からじゃない、「山が好き」だからじゃない、生きるためだ。

 

 岩手県北に数年住んで分かったことはこの地域の寒さは「貧しさ」からくる寒さだということ。新建材の暖かい家が普及してから表面上は一見暖かさを手に入れたかに見えるが、まだまだ心の冷えは隠しようもないしこれからも続くだろう。地域に漂う全体的閉塞感をこの寒さが感覚として直接私達に訴えかけてくる。それを言葉で表現すると「貧しい」がぴったりとあう気がするのだ。でも身体にしろ心にしろ「貧しさ」がその字義通りに貧しいものでしかないという考え方には反対だ。貧しさからしか見えてこない世界がきっとある。つらく厳しい寒さからしか生まれてこないものがあるのだ。具体的に何が生まれてくるのだろう?この土地からしか生まれないものは何か?その答えはまったく分からない。それはそこで暮らし生きる一人一人の人間が答えを見つけるべきものだろう。そして出した答えを笑う権利は誰にもない。生まれて一度も貧しさを経験したことのないものが、貧しさを鼻をかむごとく容易く笑うことが出来るだろうか。前述のソルジェニツィン「イワンデニソビッチの一日」は過酷な環境のラーゲル(旧ソビエト時代の強制収容所)内で暮らす囚人達の一日を詳細に描いていく小説。マローズ(厳寒)の中で共同生活をしている囚人達が考えることは、霜柱の立つほど寒いラーゲル内でどうやって朝無事に起きるか、カーシャ(屑野菜のスープ肴の骨が入っていればしめたもの)をいかにして喰うか、どうすれば医務室で一日作業免除をいただけるかなど、つまりどうやって一日生きのびることができるか、それが彼らの喫緊の問題。冬が来ると、わたしはこの作品を読むことにしているのだが、読み進めていくと囚人達の「貧しさ」のなかに瞬間「豊かさ」が見えてくる。絶対ラーゲルなどに入りたくはないし、そんなカーシャなんて喰いたくないのだけど、そこで繰り広げられるあまりにも滑稽な人間達の動きに、寒さの階級は違うにせよ同じ「貧しい寒さ」の中で一日を暮らすものとして、ある種の共感さえ生まれてくる。幸いにして私達の世代は物を喰うという行為で食いっぱぐれた経験は一度として無い、寒さに死ぬほど凍えたことも。生まれてから今まで毎日3食しっかり喰わせてもらっているのだから真実の意味で「腹が減った」を知らない世代だ。とても幸せ者だ。だから巷にある、「少しだけ断食」なんてみっともない真似をして心身ともにきれいになりたくないし、喰えるんだから毎日たくさん喰いたいし呑みたい。喰えなくなっらそのときは真実「腹が減るだろう」貧しい思いもするだろう凍えるだろう。わたしはそこそこ食いしん坊だし、大の寒がり。三度の飯の時間が少しでも過ぎ腹が減れば不機嫌になるし、ひゃっと冷たい風が刺せば本当に嫌だ。だから毎日美味しい飯が喰いたい美味い酒が飲みたい、あったかい部屋で過ごしたい。誰でも望むことを同じく望んでいる。だからって「貧しさ」を不当に評価しないのは、心から不当だと思う。「貧しい」を生で感じられる貴重な場所で、ここでしか生まれないものがあるはず。結果は無数にあるがそれは畢竟「貧しさ」の中からしか生まれてこないものだ。豊かさの中から答えを見つけただしたものと、貧しさの中から答えを見つけたもの、同じであるはずがない。同じである必要もない。「貧しさ」を見つめてこそ、この場所で生きる意味があるし、ものを作る意味があると思う。「貧しいや寒いを知らねえで落語を語れるかい」と立川談志も仰っていたのではなかったか。

 

今夜も冷え込むようだ、この寒さだと朝には洗面所が凍って使い物にならない。洗濯機の給排水管も凍るだろう。朝起きるのも億劫だ。うっかりするとつま先の感覚が無くなってくる。上等だ。その生活から何が生まれるか探ってみよう。

 

 

JAL機内誌「skyward」

JALの機内誌「skyward」1月号に漆掻き猪狩の仕事が掲載されました。

冬に漆掻きはできませんので、写真は昨年の夏に撮影されたものです。

わたしの漆を使ってくださっているうるし劇場さんも同掲載されています。

 

英文ですので縄文系の濃い血筋を継いでいると思われるわたしには

読むことができません。

 

 

 

うるし劇場さんの箸、うるし絵もかわいい使いやすさもとても良い。

このような仕事に貢献できることが漆掻きの誇り。

 

「毎日ハレの日」展

国立新美術館で開催中の「毎日ハレの日」展

1月30日までの展示になっております。

是非お立ち寄りを。

詳細はこちら→

 

 

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「生活工芸展」
2017年3月18日(土)–3月9日(日)
gallery yamahon(三重県)
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「毎日ハレの日 展」
2016年11月9日(水)–2017年1月30日(月)
国立新美術館B1 SFTギャラリー(東京都)
>>終了しました
「構造乾漆」
2016年11月18日(金)–11月23日(水)
AXISギャラリー(東京都)
>>終了しました
「こども工芸修行 弟子求む!」
2016年7月22日(金)–8月30日(日)
石川県立伝統産業工芸館(石川県金沢市)
>>終了しました
「クラフトフェアまつもと2016」
2016年5月28日(土)–5月29日(日)
あがたの森公園(長野県松本市)
>>終了しました
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